当初の意図は廃水の臭気問題に取り組むことでしたが、デ・ボルトリ社はそれを発生する塩の問題と考え、リヴェリナの灌漑システムに与える影響を検討しました。 これにより、ワイナリーでのカリウムの化学的性質を利用した洗浄水再利用法を利用し、洗浄後にカリウムを電解除去する事により洗浄後の廃水が作物栽培に利用できるようになり、この結果、デ・ボルトリ社は排水の臭気問題を解決し、同時に洗浄水を再利用できるようにするという両方の問題を解決したオーストラリア最初のワイナリーになりました。
現在に至っては洗浄水へのカリウムの利用は多くのワイナリーで標準仕様となっていますが、デ・ボルトリ社はカリウムを除去した廃水を再利用して作物を栽培する唯一のワイナリーとして、依然としてユニークな存在となっています。